平成18年度 現代的教育ニーズ取組支援プログラム

「高専間連携を活用した体験型環境教育の推進」

 松江工業高等専門学校は、文部科学省が公募した平成18年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」の6つのテーマの一つで平成18年度に新設された「持続可能な社会につながる環境教育の推進」に、苫小牧工業高等専門学校、東京工業高等専門学校、広島商船高等専門学校と共同で応募し、採択されました。「環境教育の推進」部門には大学、短大、高専から76件の応募があり、本取組は14件(採択率18.4%)採択された中の一つで、本校を含む共同申請校の環境に対する取組が評価されたものです。

第1回高専環境会議・環境産業体験
第2回高専環境会議・環境産業体験
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取組の概要
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公開資料・関連リンク
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取組の概要

高専間連携を活用した体験型環境教育の推進
〜持続可能な環境社会を担うエンジニア育成のための体験型教育プロジェクト〜

松江工業高等専門学校、苫小牧工業高等専門学校、
東京工業高等専門学校、広島商船高等専門学校

 4高専で共同申請した本プロジェクトは、学生の環境に対する意識を向上させると共に実践的知識を付与し、社会の持続的発展に向けて創造的発想を育む高度な環境教育の実施を目的としております。プロジェクトは次の3つの取組から構成されております。
・第1点は、共同申請校で体験型環境技術講座を開講し、環境問題の重要性を意識できるエンジニアを育成することです。
   ⇒ □ 
第1の取組

・第2点は、卒業研究・専攻科特別研究に環境問題に応える環境技術開発を組込み、環境教育の活性化と高度化を推進することです。
   ⇒ □ 第2の取組

・第3点は、第1点と第2点の成果を報告・議論して、4高専が中心となって新たな環境教育の方法を構築し、実践することです。
   ⇒ □ 第3の取組


3つの取組の概略

■ 第1の取組(体験型環境教育の実施)
 まず体験型環境教育を実施して、環境問題の重要性を日常的に認識できるエンジニアを育成していきます。何気ない学生生活が環境の問題と結びついていることに気づかせます。
 また、授業の中で環境問題や環境技術を取り上げ、環境関連施設を見学することにより、学生の技術者としての環境意識を高めます。具体的には、次のようなことを実施します

  1. 学生版環境マネジメントシステム(学生版EMS)の確立(松江工業高等専門学校)
  2. 環境関連施設等見学(松江工業高等専門学校)
  3. 植生浄化槽の設計及び製作(松江工業高等専門学校)
  4. マイクロ水車の製作を通した環境教育(松江工業高等専門学校)
  5. 低環境負荷型自動車の製作を通した環境教育(松江工業高等専門学校)
  6. 省エネルギー化への取組と環境対策に関する教育 (苫小牧工業高等専門学校)
  7. 東京高専でのエネルギー使用量の調査と省エネルギー対策の提案(東京工業高等専門学校)
  8. エネルギー環境教育プログラムの作成及び実施 (広島商船高等専門学校)
  9. モーダルシフト政策の推進方法の検討 (広島商船高等専門学校)
■ 第2の取組(環境技術開発型研究)
 ここでは卒業研究及び専攻科特別研究において環境技術開発型研究を実施し、環境問題の解決方法を提案できるエンジニアを育成します。
 第1の取組で環境問題の重要性を認識した学生が卒業研究において、実践的に環境問題に取り組むことにより環境教育の活性化と高度化を推進します。
 具体的には、次のようなテーマの研究に取組みます。

  1. 新しい自然エネルギー用ハイブリッド発電システムの開発(松江工業高等専門学校)
  2. 積層クラッドと反応拡散を利用した低環境負荷型の材料製造プロセスに関する研究(松江工業高等専門学校)
  3. 環境保護のためのモニタリングシステムの開発(松江工業高等専門学校)
  4. 超電導による高勾配磁気分離型水質浄化システムの開発(松江工業高等専門学校)
  5. 宍道湖環境学習システムの開発と評価(松江工業高等専門学校)
  6. 道路堆積物と水たまりの化学組成(松江工業高等専門学校)
  7. 自然石を用いた石積み砂防堰堤に関する研究(松江工業高等専門学校)
  8. 閉鎖性汽水域における環境動態シミュレーションモデルの開発(松江工業高等専門学校)
  9. 産業廃棄物の有効利用やリサイクル問題の解決をテーマとした研究開発 (苫小牧工業高等専門学校)
  10. 火山灰土型リン吸着剤の特性評価 (東京工業高等専門学校)

■ 第3の取組(高専環境会議および環境産業体験)
 松江高専・苫小牧高専・東京高専・広島商船が行っている「体験型環境教育」及び「環境技術開発型研究」の成果を「高専環境会議」で発表し、情報交換します。また、持続可能な社会や環境問題に詳しい研究者等の講演・質疑応答も行います。さらに会議参加者は「環境産業体験」にも参加して自然環境を利用した持続可能な地域社会の発展について学び、最後に総括を行います。
 これらの会議や体験を通して得られたアイデアや感動が各地へ持ち帰られアレンジされることで、全国規模で環境意識が強化され、今後の長期的活動につながっていくものと考えております。




公開資料・関連リンク

現代的教育ニーズ取組支援プログラム(文部科学省)
選定取組の概要及び選定理由(pdfファイル)
苫小牧工業高等専門学校
東京工業高等専門学校
広島商船高等専門学校
島根県 中山間地域研究センター

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